2019.3.26 体が明日を連れてくる。
今日は 特別。
手術も無事 終わり 経過も良好。
術直前は 緊張で手の指が冷たくなっちゃった。
手術自体は15分程度のもの。
麻酔が効けば あっという間に終わる。
麻酔が入ります~
と言われて 眠るまで
ずーと
赤ちゃんの名前を呼んで 愛してる と言いました。
右下の足もとらへんに
大きな翼を持った方と その肩に赤ちゃん天使が座って こちらを見てました。
そして
『ありがとう』と聴こえた。
次の瞬間は
『終わりましたよ』と先生の声。
もしかしたら、看護師さんかな？？
うつろな意識で第一声
『赤ちゃん、見られる状態ですか？』と聴いていた。
返事は NO でした。
まだ 半分以上うつらうつらしていて
気づいたら
病室でした。
『予定通り、手術は終わりました』
と 先生の声。
『ありがとうございました』
と 言うと
しばらくして 主人が帰ってくる。
『もう 目は覚めてるの~？』
その優しい声に安心して涙がこぼれた。
彼は布団の中のわたしの右手を探して
繋いだ。
半分以上 目の開かないわたしは
一生懸命 体の感覚を感じた
『赤ちゃんの体がわたしから出ていけば
赤ちゃんの感覚はなくなると思ってた。
でも
今 ちゃんとある。赤ちゃんがいた時に感じた喜びの感覚は ある。』
わたしは 何も失ってない。
そう思った。
そして。
彼の名前を呼んで
『ありがとう。赤ちゃんと出会わせてくれた。』
と言った。
意識が朦朧として 彼の表情やしぐさや言葉を聴く余裕はなかった
でも
彼も
『ありがとう』
と言った
それは 聴こえたんだ
２時間して 意識も戻り
食欲もあり
立って歩けるほどになり
座談室では 子どもたちとも会って話した。
ずっと座ってるのは まだ 少ししんどいから
早めにベッドに戻る。
用意された夕飯も完食 美味しかった。
体の奥にある 喜びの空間。
わたしは 何度も何度も そこに還る。
そして その領域を 現実につくりだす。
その 領域から 子どもたちを観てる。
主人を観てる。
未来は 赤ちゃん が 隣にいる。
体が明日を連れてくる。
