Hello,Baby⭐体と一緒にいるマタニティーライフ⭐

主人と子ども3人と暮らすアラフォーわたし。約8年ぶりに妊娠しました。1日1日を記録することにしました。

2019.3.18 憎しみよ、さようなら、ありがとう。

池川先生の本の中に 中絶に対することも書いてあった。

一通り 読み終えて もう一度 手に取った時

まるで 今日の運勢 を引き当てるみたいに

ページを開いた。

中絶に対する項目 だった。

読みながら明らかに胸がいたんだ。

もう何年経っただろう。

20年近くは経っている。

当時のわたしには抱えきれない妊娠だった

親にも誰にも打ち明けられず 相談できず

まるで 逃げるかのように 決めた中絶だった

今でも

体の感覚やとてつもない喪失感

当時の彼の言葉 に ひどく絶望したことはよく覚えてる

でもどこか 人間そのものに絶望してたわたしは 痛みを感じない 鎧をずいぶん着込んでいた

今となっては 当時の彼の言葉がどんな思いからでてたか 想像ついたり

彼に対する怒りや恨みなんかは なく

未練なんかも全くない

完全に 終わったこと だった

でも 赤ちゃんを受け入れなかった という選択は 強く強く わたしを 許せない という世界へ誘った。

それから 何年かして主人と出会い

流産を経験して3人の子どもに恵まれる。

自分を許せない想い は 体のうんと奥へ隠された。

隠されてることも気づかないくらいに。

 

本の中で 中絶でも流産でも赤ちゃんはメッセージを持って地上にくる。

耳を済ませば 聴ける、受け取れるはずだ、とあった。

 

ゆったり布団に入りながら

中絶してしまった赤ちゃんに意識を向ける

その時 気づいたんだ

わたし 懺悔する気持ちはあっても

本気で赤ちゃんを感じようとしたことがなかった

どんな命だったのだろう

なぜ わたしのところにきたのだろう

あなたを一度も感じることをしなかったこと

ごめんね

と言った

すると 右手に小さな柔らかい手の指の感覚があった

透けた白色の天使をぼんやり感じられる

綺麗だった

本当に 綺麗だった

そして とても 愛しかった

何か わたしに伝えたいことある?と聴いたら

『もう、自分を許してね』

と聴こえた

その瞬間 何かが壊れるように涙が溢れた

そこで 初めて わたしはこんなにも自分を許せなかったんだ、と気づいた

 

息苦しかったのも 気力がどんどん無くなっていたのも これだったのか

わたしが本当に癒したかったのは

親との関係でも主人との関係でもない

許したくないわたしを 癒したかったんだ

自分に絶望し 自分を憎んだわたしを救いたかった

 

中絶した時には わたしはもうすでに

その状態だった

体に含めたそれが明るみにでた

命はそれを伝えてくれてた

なんて長い時間耳を塞いでいたんだろう。

 

涙が溢れて 溢れて 仕方なかった

 

命の世界には時間がないから

受け取れた日にゼロになる

小さな白い天使の柔らかな手のひらをずっと感じていた

 

次女が流すYouTubeから

BTSの loveyourself が流れてくる

あなた自身を愛しなさい

なんというタイミングだろう

 

ちょうどその時 主人が隣に座って

どうしたの?と聴いた

 

わたしはわたしが感じたことをそのままに

わたしが受け取ったことをそのままに伝えた

 

彼は

許せてなかったんだね と言った

そして

水子供養のお寺を検索して

3人分 しようね

と言った

 

今回の赤ちゃんはもちろん

他の二人もちゃんと名前がある

抱くことはなかったけど

愛しい我が子であることに違いはない

 

共に地上で生きることを選んだ3人と

エネルギーを通して 感性を通して 出会った3人と

わたしは 6人の魂と 出会ったのだ

 


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『ママには時間が必要だったね』そんな可愛らしい声が聴こえる