Hello,Baby⭐体と一緒にいるマタニティーライフ⭐

主人と子ども3人と暮らすアラフォーわたし。約8年ぶりに妊娠しました。1日1日を記録することにしました。

2019.4.12 7円の本

つわり期から始まった本への欲求は今もなお健在だ

しかしながら

本を買うこと には 少し躊躇してしまう

山のように集めた自己啓発本は瞬く間に飽きて

すべて 譲ったり売った

どの本もその時には必要だったのかもしれないが

二度と開くことはなかった

それは その時のある一部分には適応されていても

全体的な真実には結びつけることができなかったからだ

わたしは 本に書いてあることは素直にやってみる。

結果 真面目すぎたところはとことん堕落したし

慰める系の本を読めば表面的には癒された気になった

言葉には力があるからそれ相応の結果は出た

しかし

わたしは 今 生きてる現実の神秘が知りたいのだ

それは 難しい言葉で専門用語が連なっている知り方ではなく

昨日はなかった花が蕾をつけていることに

気づき 心が開かれるような感覚を帯るような

知り方を求めていた

 

話が逸れたが

その流れていった本を想うと切なくなり

なかなか次のものに手が伸びなかった

 

以前からタイトルだけは知っていた

アルケミスト という本が

再び わたしの視界に入ってくる

きっかけは 忘れてしまったが

然り気無く 気を引いてくる

わたしは ついに わりと有名であろうその本を読むことにした

 

ネットで本を探す

 

新品で買えば600円足らず

中古の最安値は7円だ

しかしながら 品質が不明

言葉だけでは わからない状態

 

悩みに悩んだ挙げ句

(こういう小さいことにもいちいち向き合う)

7円の中古を選んだ

決め手は

『わたしは何が好きか』を真ん中に置いた

新しいもの どんどん生産されるもの に 今は興味がない

リメイクやリペアが好きだし 人から人へ渡るもの 深みのあるもの 味のあるもの が 好きだ

大衆うけする派手なきらびやかさより

こだわり抜いた個性的なものが好きだったりする

なので

 

染みだらけのボロボロの本が届くことも受け入れながら

注文

 

最終的には 注文のクリックをする指がスムーズで心地よい反応をしたこと が 後押しにもなった

 

体の反応を確かめながら その後にくる体験を心待ちにすることにした

 

本が届いた

 

第一印象…

う、やはり。

それ相応の値段。

 

あと数百円出せば綺麗なものが来たのに…

と 一瞬 損した ざわつきが思考をめぐる

 

少し 間をおいて

 

本を手に取る

古びた感じが アンティークの落ち着きに似ている

 

本を開く

数行読み始めた時に

わたしは 本を閉じた

 

ぁあ!この本は ずっと手元に置いておきたい一冊になる!!

 

そう 確信したからだ。

 

そして 今 読み始める時ではない

そう遠くない未来に わたしはその確かな

今だ!を必ず 感じる

そう 思った

 

そして

言葉のエネルギーは本が痛もうが古びようが

関係なく

イキイキと脈打つことも感じた

 

本が放つ ドクンドクンという 鼓動に

わたしの 心臓も共鳴するのだ

 

その 目で見てるもの と 流れてるもの

自我が認識するもの と 命が反応するもの の 異 を体験できたことが

何より 宝だった

 

数週間して

 

子どもたちは進級し

新しい生活が始まった

 

この時期は山のような書類提出に

3人が10枚はあるのではないか という学校からの手紙を持ち帰る

 

増えるお弁当に

授業参観と懇談会

 

わたしが わたしらしくない と切り捨てたものが 大量に流れてくるのだ

 

その 反対で

 

大好きな子どもたちの 新しい生活が円滑なものであって欲しいという 想いが

 

わたしらしくないと切り捨てたものを

再び 拾い集める原動力になる

 

拾い集めながら

何かを判断し切り捨てる生き方にうんざりしてるわたしにも気づく

 

どちらかを選ばなくてはいけない ということに うんざりしてるのだ

 

どちらも わたし

どちらも わたしらしい

 

外側の出来事で わたしらしい、わたしらしくない と 翻弄される時間から少し離れ

 

何をしていても あらゆるわたしが いる

そう 想えること への 強い憧れと

 

それはそのまま

何をしていても していなくても

大丈夫 という 安らぎ を 信頼 としたかったのだと 思う

 

昨日のblogの最後に

わたしの指はこう 綴った

 

山も

ビルも

同じように愛せたら

わたしは 自らの 魂をみるだろう

 

 

その言葉をまさに

 

体験しようとしている

 

その 小さな

でも 確かな ヒントが

 

アルケミスト には 書かれている。

 

今だ!をやはり感じとった。

 

わたしは 本を読み始めた。

 

本の 感想は 書けるほどではないが

 

本の 言葉が

 

ねぇ、これに気づいてないよ

ねぇ、こんな命の神秘があなたの日常にあるよ

 

と 日常の体験に入り込んでくる

 

読み進めたり

読み終えた時に

本とのことは また 書くと思う

 

1週間

増えたお弁当を作りきったわたしに

拍手を。

 

長女・長男の授業参観と懇談会で

スタートの1週間が終わる

 

入学式の時の

さぁ、やるぞ!という わたしは 姿を変え

よし、1週間、やりきったぞ!になった。

 


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一歩 外に出れば 大きなキャンパスに

大きな翼が 広がる

その 声なき声を わたしは 聴く